玩具デザイン事例|遊び心で人と人をつなぐ——タイの Biggest Little × Sundae Kids「Balls on Wheels」
- Design English Guide
- Sep 10
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参考画像: biggestlittlebkのスクリーンショット
📘 Daily Design Word|Playful Design(プレイフルデザイン)
英文释义:A design approach that embraces fun, curiosity, and imagination, creating products or experiences that invite interaction and joy.
日语释义: 遊び心・好奇心・想像力を取り入れ、使う人に楽しさや発見を促すデザインアプローチ。
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🌫 プロダクト事例|タイのデザインスタジオ Biggest Little × イラストレーター Sundae Kids「Balls on Wheels」
概要
タイのデザインスタジオ Biggest Little とイラストレーター Sundae Kids のコラボレーションから生まれた 「Balls on Wheels」 は、遊びを通じて人と人の交流を生み出すことを目的とした玩具です。作品は複数のカラフルな球体を小さな車輪に載せ、自由に転がしたり並べ替えたりできるシンプルな構造を持ちます。
その動きは予測不能で、転がるたびに思わぬ方向へと進むため、子どもは遊びの中で発見や驚きを体験できます。また、Sundae Kids のイラスト表現が加わることで、視覚的にも親しみやすく、遊ぶ人の想像力を引き出します。家庭内だけでなく、ワークショップや教育の場でも活用でき、年齢を問わず共に楽しめる “共創のプラットフォーム” として機能します。
Playful Design の応用ポイント
予測不能性の価値 ボールが転がるたびに異なる軌跡を描く仕組みは、結果の不確実性そのものを楽しみに変えています。これはプロダクトに“驚きの余白”を残す手法として応用できます。
シンプルさと多様な遊び 単純な形状(ボール+車輪)が、組み合わせ次第で多様な遊びを生む。少ない要素から豊かな体験を展開する発想は、どのデザイン分野にも活かせます。
協働を促す仕組み 子ども同士や親子でボールを転がし合う行為は、コミュニケーションを自然に生む。製品を“人と人をつなぐ媒体”にする工夫が、Playful Design の重要な要素です。
💡 デザイナーへの示唆
「Playful Design(遊び心)」は、エンターテインメントの領域に留まらず、人間の創造性や共同性を引き出すためのデザイン戦略として機能します。
Balls on Wheels のように、素材や仕組みをあえてシンプルに設計することで、ユーザーが自由に意味や遊び方を生み出せる“余白”を残すことができます。
プロダクトデザイナーにとっては、「遊びを介した社会的交流や共感の設計」を意識することが、これからのデザインの多様性を広げる鍵になるでしょう。



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